農林水産省時代、日米貿易交渉に携わったことは忘れられません。 1988年10月、農水省経済局国際経済課に国際専門官として着任。牛肉・オレンジをはじめとする、農産物の輸入について厳しい交渉を次から次へと担当し、徹夜が続いたこともしばしばありました。自宅で就寝中に、英語で寝言をつぶやいていたと、妻から聞かされたこともあります。 国内の生産者や国会、アメリカとの間に立ち、難しい判断を迫られたことが、印象に残っています。 今後ますます、国益を考え、国際的な動向を注視し、さらに先見性を持って世界と渡り合う「強靱な外交力」が、日本政治に求められます。 自身が培ってきた経験がさらに必要とされる国際政治の舞台でお役に立てるよう力を尽くしてまいります。
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