先月、岐阜県内で農業に従事する皆さまと懇談をさせていただきました。 お一人お一人が、ご自身の仕事、作物に誇りを抱きながらも、農業を取り巻く厳しい現実についてのお声を寄せていただきました。燃料価格の高騰によるコストの増大や、担い手不足の解消など、課題が山積している現状を、目の当たりにしました。 一方、若者がUターン、Iターンで農業に従事したり、日本の農産物や魚貝類が海外へ輸出され、高い評価を得る光も見えてきました。 私自身、東京大学在学中、2年生で学部選択を行う折、世界の知識人で構成される「ローマ・クラブ」の声明に触れました。それは、このままでは、人類は未曾有の食糧危機に襲われるという強い警告でした。それがきっかけとなり、農学部に学び、卒業後は農林水産省に入省しました。 農業・漁業従事者を支えていくことは、未来を築くことに直結するとの思いに立ち、喫緊の諸課題解決へ全力を尽くしていきます。
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