昨日、5月8日は「母の日」でした。普段はなかなか口にできない、感謝の思いを伝える機会を持たれた方も多かったのではないでしょか。 私の母は大正15年、栃木県で生まれました。ありがたいことに今も健在です。女子美術大学に学び、卒業後は教育の道に進みました。その後、父と出会い、結婚します。 しかし、私が5歳の時、父が44歳の若さで他界しました。どれほど悲しく、苦しかったことでしょう。にもかかわらず、私は母が弱音を吐いている場面に接したことがありません。苦労を力強く乗り越えながら、女手一つで私と兄を育ててくれました。 母が歩んできた人生に思いを致す時、家族のため、社会のために、今この瞬間も奮闘する無数の「母」の存在が、日本を支えていることを、ゆめゆめ忘れてはならないと感じます。 全ての女性が希望を持ち、活躍できる社会を築く――この目標に向かって力を尽くすことは、私にとって母への親孝行でもあります。
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